on Trails

トレイルのことを中心に、興味あることを書いていきます

2014 信越五岳 完走 <Finish ~ 閉会式>

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4回目の出場でようやく初完走…(2013年は8A特別完走)
19時間39分53秒…Start後10kmで両足付け根の痛みがでて走れなかった割にサブ20を達成したのは、走りやすい(おれ走ってないけど)天候だったこと、それも一週間前から雨がほとんど降ってなかったことの影響が大きいと思う。

さて、ひとしきりFinish Areaで知り合いと談笑して、振る舞いのトン汁と持参のMAGMAを食べて預け荷物を回収して短パンの上からズボンをはいて、上はダウンジャケットを着込む。
タイミングが良かったようで10分もせずに妙高方面のバスがきて乗り込む。

途中にコンビニに寄ってもらったが、今年はまず内臓系の回復に努めようと思い、アルコール類は一切買わず。コンビニで買い物もしなかったし。

20時間近く、走れないとはいえ体を動かして内臓もず~っと揺れていて、定期的に食べて食べて、飲んでいるわけだからものすごく内蔵は疲れているはず。
早く体を横にしたいのもあった。

宿につくと体が固まったのもあり、身体のいろんなところが悲鳴を上げ始めた。
さっさと風呂にはいり、泥だらけの身体を洗い、湯船につかる。

風呂からあがると時刻は3時40分をさしていた。2014年の信越五岳はもう終わった。
あまってたパンを食べて、MAGMAとRECOVERY VESPAで乾杯。
脚にNew-HALE COLDSHEETをペタペタと貼り、ひたすらにリカバリー。
別にすぐにレースがあるわけではないが、45歳の体だから疲労抜けるの遅いのでこういったものに頼るしかないw

4時過ぎに就寝して6時には目が覚めた。宿の朝食が9時からだったのでベッドの上で横になりながらテレビをみたりFacebookを見ながら過ごす。

ようやくの朝食はばくばくといけました、山盛りのご飯をお代わりできたのでw

<閉会式・表彰式へ>

同宿には友人・知人がおらず、Finishできたのか気がかりな友人・知人も多くいたので閉会式が始まる前に会場内を巡回した。名物のカレー、おなかいっぱいなわりにくいましたけど。

一番気になっていたのは昨年の信越五岳対策のアドバンスドセミナーに参加したメンバー。完走できたひと、できなかった人とさまざまだったけれどもみんなどこかすがすがしかった。途中、メンバーのひとりと何度も顔を合わせて励ましあったことがほんとうに良かったと思う。またどこかの大会、いや信越五岳で会いましょう。

相馬さんへの想い

今回、ある意味、信越五岳の絶対王者の相馬さんへの想いがあふれる大会だったと思う。
大会記録更新を公言していた、原さん。相馬さんのことを考えながら走っていた山田琢也さん、西城さん。表彰台の3人以外の多くの人も相馬さんのことを想いながらこの素敵な信越五岳のトレイルを走っていたに違いない。

自分自身も春に2回、Links.NATURとして関西のトレイルツアーに相馬さんを招聘し、UTMF後の5月頭にはFui Trailheadのツアーに同行し、またshort movieの撮影をしている。その人柄の良さをびしびしと感じていた。

2回の関西トレイルツアーでの自己紹介のときに、「信越五岳(に当選したら)、完走したい、する」という参加者が多く、また僕自身も「今年こそは完走する」と約束した。

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Links.NATUREとして関西招聘1回目の1日目の京都、如意ヶ岳のピーク。
この日の参加者の中で今回の信越五岳に参加は選手6人、ボランティアスタッフ1人。(まつおは除く)

他の回にも多くの人が参加してくれ、今回の信越五岳を走った。

ツアーに参加し、相馬さんに完走を約束した人をはじめ、みんながしっかりとFinishしたのはぼくもとてもうれしかった。

そして、相馬さんが目にかけている女子2人が(本人たちは知らないかもしれない)、この信越五岳で揃って入賞した。
この2人の実力を考えれば当然の結果であるが、相馬さんにつながっていることがとてもとても……相馬さん、今回の表彰台…男子と女子の表彰台はしっかり見えましたか?みんなの想いはしっかり届いてますよね?


閉会式が終わり、来年へ

表彰式がおわり、いろいろな人と短い時間だけど話しをして、どこかの大会でいつか会うことを約束して帰路へ。

関西への車の中ではそれぞれのドラマを聞き、話をしながら…馬鹿話をしつつ京都で解散。

ぼくはそこから神戸の自宅へ。帰宅後、ひさびさのビールで祝杯。

実は今回、レース中の前半、走れない関川沿いで

「この大会、完走したらもうトレイルレースにでないことにしよう。
きつすぎる。体力的にも精神的にキツイ。だからしっかり22時間つかってFinishしよう。」

と思ってました。こう思ったらもうあとはやりきるだけなので不思議とこの「やめたい、やめよう」というのは二度と頭の中にはでてこなかった。このことはレース中だれにも言わずにいた。

でもやっぱり馬鹿ですよね。110kmもやってきて、暗闇にFinish Gateが目にど~~んと飛び込んできて、テープを切ったときにはそんなこと全部ふっとぶぐらいの達成感があった。
 この達成感を一人でも多く体験して欲しいからこそ弘樹さんはこの大会を作り、毎年毎年ものすごいパワーで運営しているんだと思う。

だから来年以降も機会があれば出場させてもらいます。他のトレイルレースも出ます!
信越五岳のこのレースのもうひとつの楽しみである、ペーサー制度を使わせてもらいます!

つづく…次の総括編でこのシリーズ〆ま~す